世界史を、もう少し考える

高校教員が、世界史や社会学についてあれこれと書きます。(専門は社会学です)(記事の内容は個人によるものであり、所属する団体等とは一切関係はありません。)

近現代史-『20世紀の歴史』

文献紹介:木畑洋一『20世紀の世界』(2014) に関するコメント

先日、『20世紀の歴史』をまとめました。 もう少し、木畑『20世紀の歴史』について掘り下げておきましょう。 〇 コメント:本書の意義と、本書を読み解く視点 まず、本書の意義を明らかにしたうえで、次に「国民国家の形成」と「地域統合」という視点から本…

文献紹介:木畑洋一『20世紀の世界』(2014)

本書は20世紀の歴史を、植民地化されていた地域まで視野に含めながら記述しなおすものです。西洋中心の歴史観から見ると第二次世界大戦と冷戦の間には何か大きな分岐があるように見えてしまうのですが、植民地にとってはそうではありません。戦後、彼らにと…