古代史-中国
3. グローバル・ヒストリーのなかの中国史 以上で、中国史を位置づける枠組みを論じてきた。簡単にまとめておくと、ユーラシア大陸を一つのものとして捉える視座が重要であり、とくに東部ユーラシア (中国) の歴史は、その内部事情だけではなく、遊牧地帯と…
2. 中国史の枠組みを問う ― 妹尾達彦の歴史観変遷とグローバル・ヒストリー — 2.1 内在的変化論と外在的変化論 最初に、本稿の主な参考文献を紹介しておこう。本稿は、『岩波講座 世界歴史9 中華の分裂と再生』に収録された、妹尾(せお)達彦「構造と展開 中…
また、読書会のために10日程度で書いたものです。 受験とかで中国王朝の都を問う問題がよく出てきますが、「実際のところそれを知っていると何がわかるのか」、もう少し明瞭に言うと、「中国王朝の都は、歴史のどういった側面を反映しているのか」。これを書…